月のえくぼを見た男
著者:鹿毛 敏夫
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月のえくぼ(クレーター)を見た男 麻田剛立 (くもんの児童文学)
販売元:くもん出版
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あまり一般には知られていませんが、麻田剛立という学者は日本の天文学の先駆者としてとても重要な人物だそうです。この方の孫弟子には伊能忠敬がいたりと、優秀な人材を多く育てたことでも高く評価されています。
子どものころから自然に興味を持っていた剛立は徐々に太陽の動きや、暦などの天文学的な事象に興味を持つようになります。当時幕府がとりいれていた暦の間違いを指摘するなど、早くからその才能は他から認められるところとなりました。長じて医師となった後も、天文観測を続け、「先事館」という塾を開き多くの学者を育てました。当時では手に入りにくかった西洋の天文学の書物を入手し、いちはやく取り入れることで近代的な科学の手法を日本に紹介しています。
現在は科学全盛の時代で、当たり前のようにしていろいろな技術を享受しています。しかし多くの先駆者たちがコツコツと方法を積み上げ、科学の基礎を作り上げてきたのを忘れてはならないと思います。小中学生向けに書かれたものですが、とてもよく調べられており大人が読んでも面白いと思います。
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