なぜ、他人のゴミを拾ってしまうのか?
著者:丸屋 真也
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なぜ、他人のゴミを拾ってしまうのか?―仕事も恋愛も人生も成功に導く!他人とかしこく関わる方法
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著者は臨床心理学者として、主に人間関係のトラブルや悩みに携わり、カウンセリングを行っています。その中で気づいたことは、人付き合いのトラブルを抱える人の多くは、「自立」できていなかったり、「自立」の意味を取り違えていたりする場合が多いということです。
では、「自立」いうのはどういう状態を言うのでしょうか。すぐに頭に浮かぶのは経済的に独立しているということですね。しかしお金で解決できない精神的なトラブルに追い込まれているような状態ならば、本当の意味で自立しているとはいえません。
他人に頼らずなんでも自分で解決できることを自立だと勘違いしている人がいますが、そうではないようです。本当の自立とは、自分のできることは自分でやり、自分の限界を超えたところは他人の助けを借りるという、バランス感覚を持った状態のことだそうです。自立した生活は他者に依存しなければ成り立たないということを頭に入れておくことで、生きるのがとても楽になるかもしれません。
著者は自立の意味を探りながら、人と付き合うための「バウンドリー」という概念について紹介しています。バウンドリーというのは「自分の責任領域を示す境界線」のことです。どこまでが自分の責任でどこからが他人の領域なのかをはっきりさせるために、心の中で線引きをすることです。
私たちには隣の家の庭のゴミを拾う責任はありません。しかし人付き合いの中で、隣の家のゴミ拾いに近いことをしていることは結構あるかもしれません。こういうことは他人のバウンドリーを侵すことになり、相手の自立を妨げることにつながってしまいます。
自分のバウンドリーを確立できるようになると、他人と自分の境界線が明らかになり、うまく人付き合いができるようになります。そして時には境界線を少し越えて相手の方に踏み込んでみたり、行き過ぎたと思ったら戻ってみたりと、いったりきたりすることで、人間関係の幅を深めていくことができるのです。なんとなくわかっていたつもりの「自立」という言葉ですが、こうやって整理してみるときちんとわかっていなかったのだと気づきました。
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